IZUNA②「オーパーツ」時間旅行者の忘れ物

「オーパーツ」
とは
その時代のテクノロジーでは存在不可能な
​ブッタイの総称であり、
​もちろんキンミライにも存在する。

その多くは、時間旅行者の忘れ物だ。

私が、IZUNA SHIELDの着想を得たのは
キンミライのニホン、元政18年の柴山県であるオーパーツを発見したからであった。

それは社の神棚に飾られていた、奇妙なしめ縄。
両端に「フォンプラグにしか見えない錆びた鉄芯」
縄の中には「劣化したゴムらしき皮膜に覆われた銅線」

現代の時間軸では江戸中期に酷似するその場所において
技術的・文化的にありえない存在である。

手持ちのギターとアンプに挿してみたところノイズまじりながらも音が出た。

その地域では発見される前夜、雷とも、数百の蝉の音ともとれる
轟音が響いたという伝承があり、
誰かがリサイタルを開いていたのは間違いないだろう。
​
余談だが、このトリップにおいて○○を忘れかけ、
危うく新たなオーパーツを生むところだった。
​
得てして伝承伝説とは、うっかりによって始まるものである。


​author : Fancy Future Instruments CEO kinnsei pudding

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