about black-veiled era ...
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BLACK-VEILED
FICTIONIZED
Musica-Instruments
架空性の 黒 に 覆われたガッキ群
極めて「黒」い架空性で覆われたガッキ
光吸収率99%を超える、極めて黒い塗料で覆われたガッキのインスタレーション。
ほぼ光を反射しないため、一見すると2次元的な影のようなシルエットに見えます。
ヘイシャの取り扱うガッキ群は異なる時間軸にて発展したとされており、本質的に皆様の見たことのない代物です。
外見上の現実感を奪う黒色塗料により、その視覚的な架空性をさらに高めてあります。
本展示は、その黒いガッキに触れることで、
ほぼ光を反射しないため、一見すると2次元的な影のようなシルエットに見えます。
ヘイシャの取り扱うガッキ群は異なる時間軸にて発展したとされており、本質的に皆様の見たことのない代物です。
外見上の現実感を奪う黒色塗料により、その視覚的な架空性をさらに高めてあります。
本展示は、その黒いガッキに触れることで、
あなたが触れるまで、そのガッキは実体を持たない
このガッキは、架空性の強いシルエットを眺めるだけのものではありません。
体験者が触って演奏することで、外見的にも真の姿を取り戻していきます。
キンミライガッキの中でも、象徴的かつ独創的な形状を持つ弦ガッキシリーズ「HUSHI」
体験者が触って演奏することで、外見的にも真の姿を取り戻していきます。
キンミライガッキの中でも、象徴的かつ独創的な形状を持つ弦ガッキシリーズ「HUSHI」
触れる度に剥がれ落ち、本来の姿に戻っていく
触れる度はがれる、架空性のレリック塗装
ふ
敢えて剥がれやすく処理された黒色の塗膜は
体験者が触れる度に摩耗し、やがて剥がれ落ちます。
効果を高めるため、塗膜には剥離処理を施してあります。
外見だけではなく音響特性も変化します。
粉体状である黒色塗膜の層が剥がれ落ちることにより、高音域の伸びが復活。
見た目の輝きに比例して、音も本来のきらびやかなトーンを復活させます。
敢えて剥がれやすく処理された黒色の塗膜は
体験者が触れる度に摩耗し、やがて剥がれ落ちます。
効果を高めるため、塗膜には剥離処理を施してあります。
外見だけではなく音響特性も変化します。
粉体状である黒色塗膜の層が剥がれ落ちることにより、高音域の伸びが復活。
見た目の輝きに比例して、音も本来のきらびやかなトーンを復活させます。
可視化されたリスクと痕跡
本展示を設置した展示室入り口には、警告文が設置されました。
お客様に対し「手や服が黒く汚染されるリスク」が明示され、自己判断の元で入室するように促しています。
架空性は、あなたの手に移る
展示自体の一部としてアルコールスプレーを設置しました。
(当時は建物や会場の各入り口に、ほぼ必ず殺菌用アルコールスプレーが設置されており、
当然、本展示室に至る経路にも何重も準備されておりました。)
ただしその目的は除菌ではなく、黒く手に移った塗料を落とすための洗浄用とされました。
体験者はアルコールによって、その手に移った架空性を落としてから退出するよう求められました。
ガッキが実存性を取り戻していく代わりに、体験者が架空性にむしばまれる
不可視であったことから、触ることのリスクや
リスクや行為の痕跡を可視化する試みであったと言えます。
(当時は建物や会場の各入り口に、ほぼ必ず殺菌用アルコールスプレーが設置されており、
当然、本展示室に至る経路にも何重も準備されておりました。)
ただしその目的は除菌ではなく、黒く手に移った塗料を落とすための洗浄用とされました。
体験者はアルコールによって、その手に移った架空性を落としてから退出するよう求められました。
ガッキが実存性を取り戻していく代わりに、体験者が架空性にむしばまれる
不可視であったことから、触ることのリスクや
リスクや行為の痕跡を可視化する試みであったと言えます。
発表当時の現代における意味
当ガッキ群発表時における現代(c2020)においては、リモート・バーチャル環境が発展し、視覚
また、未知の物を認識する際の知覚材料として、視覚情報は必ずしも十分であるとは言えません。
現代にて、この展示を実施することに決定した理由について。
当時、現代ではウイルスのパンデミックによる外出自粛
接触を伴う、体験型展示が軒並み
「触る」ことは、
何かを確認する行動の中でも、過激な行為の一つかもしれません。
人間が物を認識する際に、大部分を視覚情報に頼っていることは事実ですが、
物に対する「実感」を得る際、その他の感覚による混成情報によって、
特に触覚は、バーチャル・リアリティではまだまだ再現が難しい要素になります。
外見上、視覚的には立体感を把握しづらかったシルエットが、
触れることによって実体して明らかになり、
さらに触れる行為が、視覚的な見た目にも劇的な変化を及ぼすことで
この時、架空のイメージが
触れて何かを知覚する行為は、
ヘイシャが、お客様に触っていただける状態でガッキを展示する理由。
「触る」体験展示を改めて問い直す
blacked catalog その他の黒い架空性に覆われたガッキ達
「触る」ことは、
SPECTRON-1
found in F■■■■■ original made by: ■■■■■ (■■■■■製) |
陰雷綱
しめ縄ケーブルシリーズが■■■■■に覆われた姿。 端子の黒色を拭い去って、実用性を取り戻してから使用する。端子 found in F■■■■■ original made by: ■■■■■ (■■■■■製) |
今後の調査結果にご期待ください。
※ 薄字の物は現在調査中のガッキです
C 2020.9 に 発表
※年表は暫定ジ間的なものであり、今後の調査により追加・変更される可能性が有ります。